25日にも党内手続きに入る。市川氏は近く無所属で立候補を表明するとみられる。
同党県連は、党本部の方針に強く反発しており、24日の役員会で、公募で選んだ新人の熊谷大氏(35)に絞って支援する方針を決定。同党が分裂選挙になることは確定的となった。
大島幹事長は24日、党本部に小野寺会長ら県連幹部を呼び、「県連の意向と違うかもしれないが、今回の参院選は党勢拡大のチャンス。(市川氏には)一定の支持者もいる」と推薦の理由を説明。小野寺会長は「見えないところで決める古い自民党の密室政治そのもの。そこから脱却するために公募を行ったのに、頭越しの推薦に憤りを感じる」と抗議したという。
県連の須田善明幹事長によると、参院選の2人区は全国に12あるが、同党が2人目の擁立手続きに入るのは宮城のみ。須田幹事長は同日の記者会見で「党勢拡大というが、なぜ宮城だけなのか」と疑問を呈した。
ただ、県内の一部支部では市川氏を支援する動きが出ており、ある支部幹部は「党本部のお墨付きで市川氏を応援しやすくなった。比例票の底上げにつなげる選挙にしたい」と語った。
市川氏の事務所は「機関決定ではないので、何とも言えない」としている。
一方、自民党の混乱ぶりに他党は冷ややかだ。
民主党県連の郡和子幹事長は「自民票が割れれば戦いやすくなる」と語った。共産党県委員会の中島康博委員長も「古い自民の人が出るのは、自公政権の問題を大いに訴える機会」と言い、社民党県連の岸田清実幹事長は「自民党は若返りと言いながら、現職を無視できなかった」と切り捨てた。
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